創世の章

太古の時代、神はおられた

神ははじめに我々の生きる現実の世界である現世(コノヨ)を創造された
神はその次にバーチャル空間上の世界である仮世(カリヨ)を創造された

この2つの世界はそれぞれが独立し、お互いの世界に生きる者はその存在を知ることはできない

神は最後に「現世」と「仮世」、それぞれの世界を見守るため
2つの世界の間に、お互いの世界を知ることができる「はざまの世界」を創造した

始祖の守人

2つの世界の境界はある一本のご神木とそこに実る果実によって作られる結界によって守られている
ちなみに、その果実は現世では誰も見たことがないと言われるほど美しく、輝きを放っていると言われている

創世の時代、「はざまの世界」には始祖の守人と呼ばれる2人の守人がいた
神は「現世」と「仮世」の境界を正しく守るため彼らを創造した

守人の名は「ネネ」と「ロロ」

2人の守人を創造した神は3つを命じた
「ご神木とそこに実る果実を守り続けるのだ」
「果実は絶対に食べていけない」
「果実を現世・仮世へ絶対に落としてはならない」と

どうやらご神木に実る果実にはなにやら大きな秘密があるようだ

2人の守人は創世の時代から神の言いつけに従い、世界の境界が正しく保たれるように
1本のご神木とそこに実る果実を守り続けていた

ご神木の果実

創世の時代からしばらくたったある時
現世では人類が二度にわたる激しい争いを終えた頃

2人の守り人はいつものようにご神木と果実を守っていた

ご神木に実る果実は時間がたつにつれ成長し多くの果実を実らせた
一方実った果実はいずれ落ちてしまう

彼ら守人は神の言いつけを守り落ちてしまった果実を現世・仮世へ落とさないように
落ちては拾ってを繰り返して世界の境界を守っていた




時は20XX年、現世に生きる我々は凄まじい技術の発展を遂げていた
インターネットにおいては数十年で飛躍的な進化を遂げていた

気付いたら
現世の人間たちは、仮世の世界を覗くことが出来るようになってしまった